八幡浜住民投票の実現に向けて

 

1. 八幡浜市に住民投票のための条例を制定してもらう

通常の選挙に関しては、公職選挙法で投票に関する細かい規則が予め決まっています。
しかし、市町村合併の賛否、長や議会のリコール、原発の是非を問う住民投票のように、特別な投票の場合には、その都度、まず投票に関する細かい規則(条例)を定めなければなりません。


2. 八幡浜住民投票条例が制定されるまでの手続き

  1. 住民投票を実現したい人たちを代表して「請求代表者」が、条例案を添えて八幡浜市に条例の制定を請求します。
  2. 条例の制定・改廃を直接請求するのに必要な有権者の1/50の法定署名を1ヶ月間で集めます。
    ※「市民の会」は、有権者の約半数である1万5千筆の署名を集めることを目指しています。
  3. 法定署名数を満たしていれば本請求をします。
  4. 市長は意見書を付けて条例案を八幡浜市議会に付議します。
  5. 議会で条例案が可決されれば、八幡浜住民投票が実現します。

 

法定署名の醍醐味

1. 受任者について
みんなを代表して自治体に条例の制定を請求してくれる「請求代表者」だけで、多くの署名を集めるのは困難です。そこで、「請求代表者」はできるだけたくさんの人に、署名を集めることを委任します。つまり、「請求代表者」から署名集めを委任された人という意味で「受任者」と呼びます。

2. 住民投票実現のためのハードル「法定署名」の大きな特徴(制約)

  1. 署名をしてもらえるのは、八幡浜市民の有権者だけ。
  2. 署名日、氏名、住所、生年月日、押印が必要(どこかに不備があれば無効)。
  3. 1ヶ月という短期間に、多数の署名を集める。


3. 法定署名集めの醍醐味
この制約を踏まえた一番効率のよい方法は「家族や近隣等親しい間柄の人たちから、無効にならないよう落ち着いて署名や押印をしてもらうことと、その署名を集める人がたくさんいること」です。家族や知人に法定署名を頼まれることで“伊方原発再稼働の賛否について、みんなの意見が聞かれ、反映されるべきだ”と考えていく人が増える。これが、この署名活動の醍醐味です。

4. 成功の鍵
署名が少なければ、八幡浜市民は再稼働の是非について意見を表明することに関心がないと受け止められます。できるだけ多くのお知り合いに、大切な署名が行われていることを伝えることが大切です。そして、「ご家族の分だけでOK」と、ぜひ受任者登録をお勧めください。そのご家族や友人にとっても、原発再稼働という極めて大切な問題について八幡浜市の住民自治がどうあるべきか、向き合い、考えるチャンスになります。